Step1
運命共同体
これだけ知っていれば碁が打てる(1)
このコーナーでは、碁を打つための必要最小限の決まり事を確認します。
図1-1![]() |
囲碁に使う道具は非常にシンプルです。 升目の書かれた板と、そこに置く2種類の石がその全てです。 この板を「碁盤」と言い、通常縦横に19本ずつ線が引かれています。 しかしここではしばらくの間、線が9本ずつ引かれた碁盤(9路盤)を使って話を進めていきます。 石は黒石と白石が一般的です。 ゲームは左図の様に黒から打ち始めて、後は白・黒・白・・・と交互に打ち進めます。 石は線と線の交点に置きます。石が置かれていない交点であれば、どこに置いてもかまいません。 また、一度置いた石は動かすことはできません。 |
図1-2![]() |
「隅っこ」や「端っこ」も立派な交点です。 |
図1-3![]() |
左図の様に、ピッタリ寄り添った味方同士の石は運命共同体です。図では2個の石による運命共同体ですが、石の数は何個でも同様です。 運命共同体がどのような振る舞いをするかは後で詳しく説明します。 ここでは、「ピッタリくっ付いた同じ色の石は運命を共にするのだ。」と言う程度に軽く覚えておいて下さい。 注)「運命共同体」は私が勝手に使っている表現で、囲碁の言葉ではありません。 |
図1-4![]() |
この図の石は非常に近くに有る石と言うだけで、運命共同体ではありません。 運命を共にする石とは、上図の様にタテまたはヨコ方向に隙間を開けずに有る石同士の事です。 左図の様に、ナナメだったり間隔が開いていたりする石同士は運命を共にする石ではありません。 |
図1-5![]() |
このように、△印の石を加えてあげれば運命共同体になります。 |
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