Step2
皆さんそろそろポン碁には慣れましたか。一個取ったらお終いルールでは、もしかすると物足りないと感じている人もいらっしゃるのではないでしょうか。あるいは、貴方が狙っていた石を取れると思った瞬間に貴方の石が取られてしまって悔しい思いをされたことはありませんか。 「もっと石が欲しい」そんな貴方の為に、ここでルールを追加します。 ステップ1でご紹介した「石取りゲームマシーン」をお使いの方はもう既に試しているかもしれませんが、先取する石の数を増やします。 たとえば、「2個先に取ったら勝ち」とか「3個先にとったら勝ち」とか、ゲームを始める前に決めておきます。 たったこれだけの変更でポン碁がより一層面白くなります。 このコーナーでは、取る石の数を増やすと何が変わるか、を考えます。 ただし、「一個先取ルールで、まだ一度もパソコンに勝ったことがない」という人にはこのコーナーは少し難しいかもしれません。 でも、もし分からなくてもあまり気にしないで下さい。慣れてくればそのうちに分かるようになります。気長に行きましょう。 |
図2-27![]() |
この図はいま白が△に打って×の黒をアタリにしたところです。 一個先取ルールだと、黒は取られたらお終いですからC4に逃げ出すほかありません。しかし、このゲームは「2個先取ルール」でプレーされています。 そこで黒は次図のような手が打てます。 |
図2-28![]() |
当たりの石をそのままに、黒は×に打ちました。 この形は、△の白をアタリにするのと同時に、○の白をシチョウに取るぞと言っています。(次に黒がE7に打てばシチョウになります。) ここでもし△の白を守ると、○の白が2個取られてゲームオーバーです。 そこで、白はG7に打ってシチョウを防ぎますが、・・・ |
図2-29![]() |
黒はD5の白を抜いてしまいました。 白はまだ一個しか取られていませんから、この時点では負けたわけではありませんが、今にも取られそうな石が上と下の両方に有っては大変です。 以上のように、2個先取ルールであれば、 「アタリされても逃げるとは限らない」 のです。 |
図2-30![]() |
では、もう一つ見てみましょう。 この図は今黒が△に打ったところです。 ○の白は呼吸点が2個しか有りません。なんとかしなければ取られてしまいます。 |
図2-31
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そこで白はB5にアテます。([>]ボタンを続けて押して下さい) 黒は逃げ、白は続けてアテますが、残念ながら一歩間に合いませんでした。 |
図2-32![]() |
そこで一工夫です。 まず、×のところに放り込みます。 この白は取られる覚悟です。 一個取られるだけなら、まだ負けになりませんからかまいません。 |
図2-33
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[>]ボタンを押して続きを見てみましょう。 どうですか、今度は逆に一歩先んじました。 このように、白1と捨て石を使うことで、作戦の幅がぐんと広がります。 |
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