Step3



クイズ(2)
生か死かそれが問題だ




奪うことの出来ない呼吸点について考えます。

問題4-1
 第4問。

 呼吸点が4個のパターンです。

 この黒は生きていますか?

 黒は
を2個作れるでしょうか?
問題4-2
 答えは「YES」です。


 白番で1と打っても、黒は2と打つ余裕があります。

 これで白の入れない呼吸点、つまり
が2個出来ています。
問題4-3
 しかし、上図の白1と打たれたとき、放置することはできません。

 もし黒が手を抜くと、白にこのように打たれてしまいます。

 この図は
眼が1個しか有りません。黒が抵抗しても結局取られてしまう形です。

 白に「E5」と「F5」の両方を打たれると、黒は
眼を2個作れません。

 白がどちらかに石を置いてきたら、黒は死にたくなければ、もう一方に置くことを忘れてはいけません。
問題5-1
 第5問。

 呼吸点4個パターンの変形です。

 この黒は生きていますか?
問題5-2
 これは第4問と同じで、黒は生きています。

 白から1と打っても、黒は2と受けられます。

 眼が2個出来て「生き」です。
問題5-3
 白がこちらに打ってきても同じです。
問題6-1
 第6問。

 さらに呼吸点4個パターン変形版。

 この黒は生きていますか?


 この図も前の第5、6問と同様で「生き」です。

 「E4」または「E5」のどちらかに黒が打てば眼が2個出来ます。
問題7-1
 第7問。

 さらに呼吸点4個変形版。


 この形は×の点が急所です。


 黒が打てば生き、白が打てば死に、が分かるでしょうか。
問題8-1
 第8問。

 これも呼吸点4個パターンですが・・・、


 この黒は生きていますか?
問題8-2
 結論から言えば、この黒は「死に」です。

 黒1と打っても眼を2個作れません。

 第3問と同じです。

 白2と打たれてしまい、結局眼は1個しか有りません。

 
問題8-3
 もし、何らかの理由で白が2を打たなければ、黒はこのように打って、眼を2個持てます。

 ここで少し横道にそれます。

 第4問の白1は、わざわざ生きている黒の中に入って行って、無駄な手の様に見えませんか?

 しかし場合によっては無駄とは限らないのです。

 白1が来ると黒は生きる為に2が省けません。つまり白にとってはコウ立てとして使えます。
 黒がコウを大事にすれば、白はその見返りに生きていたはずの黒石を取る(問題4-3)ことになります。

 同様に第8問の黒1は、黒にとってのコウ立てとして使えます。
 白がコウを大事にすれば、黒はその見返りに死んでいたはずの黒石を生きる(問題8-3)ことになります。


さらにクイズは続きます クイズ(3)