勝手読み
初代ファミコンで「桃太郎電鉄」にハマッたのはもう10年以上昔の話でしょうか。以来ビデオゲームと言う物からは全く遠ざかっておりました。なのに最近ゲームボーイアドバンスなるゲーム機を買ってしまったのです。なぜなら「ヒカルの碁」ゲームをどうしても自分の目で評価してみたかったからです。ハードとソフト合計で約15000円なり。ちょっと懐が痛い・・・。 このクリスマス商戦に向けまた新しい高級ゲーム機が発売されるそうですが、それらと比べればゲームボーイアドバンスのスペックは大したことはありません。それら高機能ゲーム機の価格を考えるともっと安くてもいいんじゃないかと言う気もします。 高い買い物だったかな、と当初は思っていたんですが、「ヒカルの碁ゲーム」を試している内にこの価格はそこそこ妥当な線かもしれないなと思うようになってきました。 このゲーム結構中身が濃いです。囲碁の基本用語やルールの説明から始まって、「見せるための一局を打ちましょう。・・・一手一手に石の流れを感じて下さい」という佐為による入門指導。ホントに易しい物から高級なものまで詰碁(次の一手も含む)多数。そして、少しずつレベルの違う対局相手。 よくもまああんな小さなカセットに詰め込んだものだと感心してしまいます。 それにしても機械の進歩は目覚ましいものがあります。初代ファミコン(私はこれしか知らない)のコントローラーを少し横長にして真ん中にカラーの液晶画面を付けた位の大きさの物の中に、これだけ盛りだくさんの内容が詰まっているんですものねぇ。 それと、単三のアルカリ乾電池2本で約15時間(カタログ性能)保つんですね。さすがゲーム機と言ったところでしょうか。単にデスクトップPCを圧縮して作ったが如き、内蔵電池が3時間保てば上出来のモバイルパソコン(と称する物)を売っているメーカーは少しは反省して欲しいものです。 話は横道にそれますが、モバイルパソコンを持ち歩いている人って一般的にどんな用途で使っているのでしょうか。ワープロ?、表計算?、それともインターネット経由で会社と接続?、どれを取っても出先で出来ること、必要なことは限られてしまうのではないかと思うのです。おそらくワードやエクセルが無ければ困る場面なんてそうは無いんじゃないかと想像するわけです。であれば、あのゲーム機みたいなハードスペックで十分じゃなかろうかと思う訳です。簡単な文章や表を作りたければそれぞれカセットを差し込んで作業するってな発想はいかがなもんでしょうか。作ったデータを保存したければ、それこそメールで送っちゃうとかね。 とにかく「モバイル」と言うからにはもっと使えるものを作って欲しいですねえ。 話を元に戻します。 このところ時間があれば「ヒカルの碁」ゲームにハマッています。碁のレベルは購入前に想像していたのよりはるかに良い線いっています。フリー対局の相手が少しずつクセが違うのも面白いです。アキラ君はちょっと潔すぎるくらいに投了が早いですし、塔矢名人は長考で、19路盤で一局打つのに小一時間は掛かってしまいます。最終的には「一色碁モード」などと言う物まで用意されています。 このゲームは従来の対局ソフトという枠を越えていると言って良いでしょう。 ただちょっと残念な部分もあります。おそらく容量の関係でしょうが、詰め碁の解説が不十分に思います。実は「不十分」は控えめな表現で、中には解説が間違っているものもあります。問題そのものが多分誤植だろうと思われるもの(上級№32)もあります。このあたりが改善されれば本当に良い初心者向けの教材になるでしょう。 詰め碁も全部解いたし、全員と対局したつもりだし、ランクも塔矢名人と同じだし、なのにゲーム達成度98%から上がらない。 あと何をせよと言うのだろうか。なにかやり忘れのイベントがあるのかなぁ。だれか教えて。 ということで、コラムの更新をしている時間が取れません。 えっ!こんな駄文を書いている暇が有ったら本編を書けって?ごもっともです。 |
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